前章までのあらすじ&登場人物紹介
《前章までのあらすじ》
柊翼斗は脳科学者である両親のもと、地上で平穏な高校生活を送っていた。
しかしある日、その日常は一変する。
家族を失った翼斗は一人、目的を見失い、東京の大地下空間であるアンダープレートへと流れ着く。
そこで反社会組織REVERENCEのアジトに連れて行かれた翼斗は、両親と知り合いだったという柏木という男に会い、『追跡屋TAG』を紹介される。
《登場人物紹介》
【柊家】
◆柊翼斗 -ヒイラギヨクト-
・高校2年生。
・生まれつき脳に異常があり、言葉や音、他人の顔に色を感じるという
「色視の力」を持っている。理化学研究センターの附属病院に定期的に
検査のため通院している。
・正義感が強いが、内向的で物事を深く考えすぎるところがあり、
よく一人で悶々としている。
◆柊刹那 -ヒイラギセツナ-
・中学3年生。翼斗の妹。
・ゲームが大好きで、特にVWOにはまっている。
好きなゲーム実況者はチャコ。
・明るく前向きな性格。考え無しに行動する傾向がある。
◆翼斗の父、母
・夫婦ともに脳科学研究者。
・理化学研究センターの脳科学研究室に所属。センター長の天衣博士とは
同じチームで、昔から親交があるらしい。
・のんびり屋の父と、竹を割ったような性格の母。
【REVERENCE -リベレンス-】
・アンダープレートを実効支配している反社会勢力。
・four-leavesの下層再開発に強硬に反対している。
また地上の暴力団アカツキ組と対立している。
◆柏木冬衛 -かしわぎとうえ-
・REVERENCEの創始者であり、先代のボス。
・柊夫妻とは知り合いだったらしく、息子である翼斗の世話を焼く。
◆久遠トコネ -クオントコネ-
・REVERENCEのボス。
・着物を好むが、動きにくいという理由で自己流に着崩している。
◆シュノー&陸 -シュノー&リク-
・REVERENCEの特攻隊。
・いつも大体アンダープレートの南側をうろうろしている。
・見た目は元軍人と元殺し屋。by翼斗
【その他】
◆イツキ
・世間を騒がしている残忍な連続殺人犯。
・直接手を下さず、相手を自殺させて殺す。
・相手の思考が読めるのか、銃弾をかわす。また異様に高い
身体能力を持っている。